10月1日(土)から12月3日(土)にわたり、2011年度慶應義塾大学日吉キャンパス公開講座「災害とメディア」が開催されます。東日本大震災と原発事故を受け、本講座では、慶應義塾大学の先生方を中心とする講師陣がさまざまな分野から、今回のテーマである「災害とメディア」についてお話しくださいます。
英米文学専攻の先生方のご講演は、今週末10月8日(土)4時限に、アメリカ文学専攻・名誉教授である山本晶先生のご講義「災害と人生―文学・美術・報道にみる」が、11月5日(土)3時限に、巽先生のご講義「『日本沈没』の未来―小松左京とSF的想像力」が行われます。
また、イギリス文学専攻では、11月12日(土)3時限に、赤江雄一先生によるご講義「中世ヨーロッパのマスメディアは災害をどのように伝えたか―説教と災害の受容」が予定されております。
どうぞお楽しみに!
2011年度慶應義塾大学日吉キャンパス公開講座「災害とメディア」
開催日時
10月1日~12月3日 全8回(1日2コマ、全16講義)
※10月22日、11月19日は休講
毎週土曜日 3時限目(13:00~14:30)、4時限目(14:45~16:15)
会場
慶應義塾大学日吉キャンパス第4校舎1F J14番教室
講座詳細
10月1日 3時限
「地震・津波防災を考える―自然地理学から見た東日本大震災」
慶應義塾大学経済学部教授 松原彰子
10月1日 4時限
「放射線とメディアリテラシー」
慶應義塾大学医学部助教 寺沢和洋
10月8日 3時限
「東日本大震災における精神科医療支援 相馬事件と大震災~二つの事件とメディアの関わり」
慶應義塾大学医学部助教 加藤隆
10月8日 4時限
「災害と人生―文学・美術・報道にみる」
慶應義塾大学名誉教授 山本晶
10月15日 3時限
「流言飛語と情報統制―思想史の観点から」
慶應義塾大学法学部准教授 片山杜秀
10月15日 4時限
「<3・11>の思想 ークリント・イーストウッドの『ヒアアフター』を読み解く」
慶應義塾大学法学部准教授 佐藤元状
10月29日 3時限
「大震災から大震災まで―出版史の問題」
東アジア出版人会議理事、元平凡社取締役編集局長 龍澤武
10月29日 4時限
「原発報道とジャーナリズム:全国紙の分析から」
慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所専任講師 山腰修三
11月5日 3時限
「『日本沈没』の未来―小松左京とSF的想像力」
慶應義塾大学文学部教授 巽孝之
11月5日 4時限
「情報通信時代の災害対策」
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授 小木哲朗
11月12日 3時限
「中世ヨーロッパのマスメディアは災害をどのように伝えたか―説教と災害の受容」
慶應義塾大学文学部助教 赤江雄一
11月12日 4時限
「福澤諭吉と災害―『時事新報』記事から考える」
慶應義塾大学経済学部教授 小室正紀
11月26日 3時限
「メディア・リテラシーとリベラル・アーツ」
慶應義塾大学文学部教授 松浦良充
11月26日 4時限
「災害情報の発信者・メディア・受け手の不思議な関係」
災害心理学者、東京女子大学名誉教授 広瀬弘忠
12月3日 3時限
「組織事故防止に向けた安全文化醸成への戦略的取り組み」
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授 高野研一
12月3日 4時限
「観光資源としての『奥の細道』―震災後のみちのくで考える」
慶應義塾大学経済学部教授 津田眞弓