巽先生が編集委員を務める、アメリカ研究ウェブ雑誌The Journal of Transnational American Studiesの創刊号が刊行されました!(こちらから、ご覧になれます。)
The Journal of Transnational American Studies(JTAS)は、国境を越えたアメリカ文化の学際的研究の拡大を目指しており、2004年にシェリー・フィッシャー・フィシュキン氏(スタンフォード大学教授)が、「アメリカ合衆国を理解するためには、国境を越え、かつそれを横断的に見る視点が必要だ」という認識の高まりに注目したことから始まりました。また、この「トランスナショナルな転回」は、人間や思想が多方向に流通していくなかで、これまで自然だと信じられてきた様々な境界がいかに造られたものであるかを問い直してきました。編集委員の一人であるフィシュキン氏は、4年前に来日して巽ゼミで講演をしてくださいました。(講演の模様は、こちらからご覧になれます。)さらに、Panic Americana Vol.10には、この講演内容がより詳しく掲載されていますので、こちらもあわせてチェックしてみてください!
記念すべき創刊号には、日本マーク・トウェイン協会で巽先生が編集長を務めている英文号Maik Twain Studies第二号の"The War-Prayer"特集も再録されています。あまり焦点が当てられなかったマーク・トウェイン著作でありながら、重要な作品である"The War-Prayer"。この作品における新たな観点を探ってみてはいかがでしょうか?
また本号には、大学院博士課程の辻英雄さん、有光道生さんなど巽ゼミ関係者も寄稿しています。
そして、今回の創刊を受けてトウェイン協会HPであるThe Japan Mark Twain Societyも製作されましたので、こちらもぜひご覧ください!