2008/07/13

5月に開催された巽先生による「小泉信三記念講座」の内容が、ついに三田文学に掲載!

今月10日(木)に刊行された三田文学最新号No.94(夏季号)に、2008年5月12日に小泉信三展の一環として行われた巽先生による小泉信三記念講座の草稿を加筆改稿したものが掲載されています。その名も、「シャーロック・ホームズの街で―小泉信三、南方熊楠、巽孝之丞」。


シャーロック・ホームズの短編“The Beryl Coronet”「緑柱石の宝冠」(1892)の舞台であるロンドン郊外のストレータム。まさにそのストレータムの邸宅で、昭和8年から22年間本塾長を務められた小泉信三氏や、三田文学の伝統を担う水上瀧太郎氏といった日本人留学生たちの面倒をみていた人こそが、巽先生の祖父である巽孝之丞氏だったのです。
まさしく、アメリカのボストン知識人による「土曜クラブ」やパリでガートルード・スタインがサロンを開き、アーネスト・ヘミングウェイやT.S.エリオットらの会合の場となっていたように、当時頭角を表し始めた新進気鋭の学者や作家、芸術家が集ったストレータムの巽邸。


巽孝之丞氏と小泉信三氏、そして、同じく和歌山県出身で親交の深かった友人である生物学者の南方熊楠氏とのエピソードも語られている貴重な特集です!この機会に、ぜひ一読してみてください!!


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