2008/05/29

06/03: 総合講座「愛とセクシュアリティ」にて作家・笙野頼子氏ご講義(巽先生司会)

以前、同ホームページでもお知らせしたとおり、6月3日(火)の総合講座「愛とセクシュアリティ」で、今話題沸騰の作家、笙野頼子氏による講義が行われます! 前回の5月27日(火)の黒岩比佐子氏の講義と同様、今回も巽先生が司会を担当されます。


総合講座「愛とセクシュアリティ」(火曜2限)
6月3日(10:45-12:15)
笙野頼子氏(作家)「感情の本質、唯一絶対の他者」
司会:巽孝之
於・慶應義塾大学三田キャンパス西校舎533番教室

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最近では、河出書房新社の『文芸』(2007年冬季号)や朝日新聞出版の『論座』(2008年6月号)でも特集が組まれた笙野頼子氏。『論座』の特集号では、クリストファー・ボルトン氏(ウィリアムズ大学助教授)や、翻訳家であり作家でもあるマッシモ・スマレ氏など、海外の日本研究者による笙野論も相次ぎ、いまや現代日本文学の中核と言っても過言ではありません!!

また笙野氏は、パニカメ最新号であるPanic Americana vol.12でも報道されているとおり、昨年巽ゼミで講義してくださったラリイ・マキャフリイ氏と親しく、たえず現代文学の最前線を示し続けるアヴァン・ポップ作家です!!

Panic Americana vol.12の小特集では、笙野氏、ラリイ氏、巽先生をはじめとする豪華な顔ぶれが参加した、第65回世界SF大会Nippon2007での「アヴァン・ポップ」パネルの報告が掲載されています。もともとは、ラリイ氏が提唱した概念「アヴァン・ポップ」―難解な物事を大衆文化の形成に置き換え、より親しみやすく伝えること。そのときのパネルで笙野氏は、アヴァン・ポップとの連帯を、記号的消費を誘うポップ・カルチャーや記号化して人物を描く軽薄な文学への抵抗として表明しました。笙野氏とラリイ氏のアヴァン・ポップにおける熱い議論が繰り広げられています!

今大注目のアヴァン・ポップ作家、笙野頼子氏の講義を間近で聴くことができる、絶好のチャンス!!見逃せません!!ぜひ、お気軽に足を運んでください。

そして、なんと!今回6月3日(火)の笙野氏の講義当日に、Panic Americana vol.12の販売を予定しております!!笙野氏やアヴァン・ポップに関してはもちろんのこと、その他にも「妄想・迷想・幻想―Hallucination」をテーマにした見どころ満載の一冊ですので、ぜひこの機会にお求めください!! なお、メールによる購入をご希望の方は、恐れ入りますが、panicame07@infoseek.jpまでお名前と希望部数を明記の上メールをお願い致します。また、同ホームページのPanic Americanaからもご購入できます。