2008/04/23

巽先生が編集委員を務める、北米のアメリカ研究誌『トランスナショナル・アメリカン・スタディーズ』(JTAS)、ついに創刊!

巽先生が編集委員として加わることになった、北米の新しいアメリカ研究誌『トランスナショナル・アメリカン・スタディーズ』 The Journal of Transnational American studies (JTAS)の創刊準備が整いました!

この『トランスナショナル・アメリカン・スタディーズ』 (JTAS)は、国境を越えたアメリカ文化の学際的研究の拡大を目指すオンライン・ジャーナル。発足のきっかけは、2004年秋にジョージア州アトランタで行われたアメリカ学会年次大会の会長講演で、シェリー・フィッシャー・フィシュキン氏(スタンフォード大学教授)が、「アメリカ合衆国を理解するためには、国境を越え、かつそれを横断的に見る視点が必要だ!」という認識の高まりに注目したことから始まったのです!!また、この「トランスナショナルな転回」は、人間や思想が多方向に流通していくなかで、これまで自然だと信じられてきた様々な境界がいかに造られたものであるかを問い直してきました。

創刊号の趣旨は、アメリカ研究が持つ多元的でグローバルな可能性を掘り起こし、斬新で革新的な学術研究を模索するというもの。トランスナショナルなアメリカ研究について、文化的会話が交わされる場を可能な限り広く提供するため、なんとインターネットへアクセスできる方なら、どなたでも無料で参加できるのです!文学や音楽、歴史、政治など、幅広い分野にわたる盛りだくさんな内容になっています!



編集委員長格は先にも挙げた、3年前に来日して、巽ゼミでも講演してくださった、北米のアメリカ学会元会長でスタンフォード大学教授のシェリー・フィッシャー・フィシュキン氏。そのときのフィシュキン氏によるゼミでの講演の模様は、CPA Monthly#25からご覧いただけます。そして、なんとPanic Americana Vol.10には、この講演内容がより詳しく掲載されています!京都でのアメリカ学会から東京までのフィシュキン氏の旅行記。そのなかに、"Mark Twain and American Culture: Which Twain Do We Choose?”と題して行われたゼミでの講演内容がバッチリはいっています!こちらもあわせてご覧ください!
さらに、編集顧問のなかには、昨年来日してゼミでも講演してくださった同じくアメリカ学会元会長のカリフォルニア大学リヴァーサイド校教授のエモリー・エリオット氏がいらっしゃいます。


この絶好の機会に、あなたも『トランスナショナル・アメリカン・スタディーズ』 (JTAS)にアクセスしてみてはいかがでしょうか?どうぞ、ご覧ください!