2007/08/06

08/29: アイリーン・ガン、来日講演のお知らせ!

8月29日(水)、アイリーン・ガンが本塾にてワークショップを行います。

Special Workshop: “Finding the Story”
Eileen Gunn and Ellen Datlow on Stable Strategies and Others
アイリーン・ガンの不思議な世界
来日記念ワークショップーーエレン・ダトロウとともに
「遺す言葉、その後――アメリカにおける小説の秘密」


昨年2006年9月、第一短篇集『遺す言葉、その他の短篇』(原著Stable Strategies and Others[San Francisco: Tachyon, 2004]、幹遙子訳、早川書房)が邦訳されたアメリカ新鋭女性作家アイ リーン・ガンが来日します。

カフカの「変身」を思わせる不条理作品から大統領をモデルにした歴史改変小説、それにジェネレーションXばりの現在小説まで絶妙の短篇12篇をそろえた同書は、かの『ゲド戦記』で知られるアー シュラ・K・ル=グウィンが絶賛の推薦文を寄せているほか、サイバーパンクの帝王ウィリアム・ギブスンが序文を捧げ、しかも日本語版でなくては読めない対談解説「夢幻のマトリックス」の担当は巽孝之先生&小谷真理さん。

決して多作な作家ではないものの、その「ほんの一握り」といわれる作品群のなかに2作ものヒューゴー賞候補作「中間管理職のための出世戦略」(1989年)と「コンピュータ・フレンドリー」(1990年)が含まれるばかりか、2004年に発表した先輩作家アヴラム・デイヴィッドスンに捧ぐ「遺す言葉」では同年度のネビュラ賞ショートストーリー部門賞を受賞。この年にはまた、同作品を含む初の短編集である本書によって、フィリップ・K・ディック記念賞の候補、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞の最終候補に推挙されています。
 
その彼女が、親友である元<OMNI>や<SCI FICTION>の名編集者エレン・ダトロウとともに来日し、本塾にてワークショップを行います。

物語を書き始めるときには、それがどんなふうに展開するかまったくわかっていないのに、書き終えたときには、意外にもひとつのかたちにまとまっているーーそれはいったいなぜか?その背後では、いったいどのような文学的・文化的条件が作用しているのか?

自作を例に、いま最も注目されている作家が、創作の秘密を語ります。
この機会に、ぜひアイリーン・ガンの不思議な世界にふれてみて下さい。


日時:2007年8月29日(水曜日)16:00-18:00
場所:慶應義塾大学三田キャンパス北館2階第二会議室
司会:巽孝之(本塾文学部教授)
ディスカッサント:エレン・ダトロウ(編集者)
連絡先:大串尚代研究室(5427-1196)
申込不要、入場自由、会費無料。

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