2007/04/03

1994

a) 単行書
  • ダニエル・キイス読本』 (共著、早川書房、1995年)
  • 『日本にとってアメリカとは何か』(共著、光文社、1995年)
  • (With Samuel R. Delany) Silent Interviews─On Language, Race, Sex, Science Fiction, and Some Comics, ed. Samuel R. Delany (Hanover: Wesleyan UP, 1994)

b) 雑誌論文
  • オズの彼方に─ハイパーテクスト版『重力の虹』(『英語青年』第140巻第5号、1994 年8月、研究社)
  •  (With Larry McCaffery) "The fifth Pioneer Award Acceptance Speech," SFRA Review #213 (September-October 1994).
  • 透明という名の思想9:ヴァーチャル・シャドウ(『ASAHIパソコン』1994年8月1日、朝日新聞社)
  • 透明という名の思想10:テクノゴシック・メモリー(『ASAHIパソコン』1994年8月15日/9月1日、朝日新聞社)
  • 透明という名の思想11:ジェネレーション・ワックス(『ASAHIパソコン』1994年9月15日、朝日新聞社)
  • 透明という名の思想12:ハイパーデジタル・アムネジア(『ASAHIパソコン』1994年10月1日、朝日新聞社)
  • プリズナー症候群—村上春樹『ネジマキ鳥クロニエル』を読む(『三田文学』39号、1994年11月、三田文学会)
  • 箱女の居場所─笙野頼子または境界領域文学の夢想(『日本文学』第43巻第11号、1994年11月、日本文学協会)
  • "Comments on Paraliterature" (Paradoxa #1, January 1995, Vol. 1, No. 1, Paradox, Eds. David Willingham et al. [Vashon Island, Washington])
  • ハードゲイ・ハードボイルド(『現代思想』第23巻2号、1995年2月、青土社)
  • バラ文学的創造力のリアリティ(「読売新聞」1995年3月2日)
  • アングロフィリア(『ピーター・ミルワールドの世界』、1995年3月、沖積社)

c) 書評
  • ウォッチ文芸5:連続自殺が語る「アメリカ」—ジェフリー・ユージェニデス『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』/三浦俊彦『これは餡パンではない』/今野敏『蓬菜』(朝日新聞)夕刊1994年8月25日)
  • 鯨を通 し刺激的文化批評—森田勝昭『鯨と捕鯨の文化史』(「東京新聞」1994年8月28日)
  • 米国家の危機二重映し─ジェフリー・ユージェニデス『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』(共同通 信系1994年9月19日)
  • NYポップが楽しめる破天荒ハードボイルド─ゲイリー・インディアナ『レント・ボーイ』(「読売新聞」1994年9月19日)
  • ウォッチ文芸6:メディア社会の"現実"描く奇想─ディヴィッド・フォスター・ウォーレス『奇妙な髪の少女』/松尾由美『ブラック・エンジェル』/山田正紀『エイダ』(「朝日新聞」夕刊1994年9月26日)
  • ウォッチ文芸7:白人中心の米国紙の欺瞞暴く─フランク・チン『ドナルド・ダックの夢』/中島らも『永遠も半ばを過ぎて』/砂本量 『レンタル・ファミリー』(朝日新聞)夕刊1994年10月25日)
  • 「現実は世界の一部」を示唆─スティーブン・シラジー『妖精写 真』/中村真一郎・福永武彦・堀田善衛『発光妖精とモスラ』(「東京新聞」夕刊1994年10月29日)
  • 文学的驚きだった大江健三郎<治療塔>シリーズ(「週間読書人」1994年11月4日)
  • ウォッチ文芸8:読ませる極限状況の「ドラマ」—谷甲州『凍樹の盛り』/メグ・ファイルズ『メリディアン144』/山本昌代『緑色の濁ったお茶 あるいは幸福の散歩道』(「朝日新聞」夕刊1994年11月24日)
  • ハイテク暴走が生んだ疾病都市の怪しい魅力—Kathleen Ann Goonan, Queen City Jazz (「読売新聞」1994年11月28日)
  • ウォッチ文芸9:高度資本主義化のフリーク─カレン・テイ・ヤマシタ『熱帯雨林の彼方へ』/村上正彦『魔王』/銀林みのる『鉄塔 武蔵野線』(「朝日新聞」夕刊1994年12月22日)
  • 現代文学の神話明かす—ドナルド・ウィンダム『失われし友情』(「北海道新聞」1995年1月8日)
  • ウォッチ文芸10:「禁断の愛」語る絶妙なタッチ─トニ・モリスン『ジャズ』/山藍紫姫子『蘭陵王』/明石散人『ジェームス・ディーンの向こうに日本が見える』(「朝日新聞」夕刊1995年1月25日)
  • 新しい視点で評価を覆す─岩尾龍太郎『ロビンソンの砦』(「東京新聞」1995年2月12日)
  • 終末世界の人生観思索—ポール・オースター『最後の物たちの国で』(「北海道新聞」1995年2月19日)
  • ウォッチ文芸11:甘くほろ苦く師弟関係描く─ジョナサン・キャロル『沈黙のあと』/嵐山光三郎『桃仙人—小説深沢七朗』/南篠竹則『満漢全席』(「朝日新聞」夕刊1995年2月22日)
  • 美女に関する思索展開─南篠竹則『虚空の花』(「北海道新聞」1995年3月5日)
  • 『緋文字』主人公たちの前史書いた巧みな創作—Christopher Bigsby Hester (「読売新聞」1995年2月27日)
  • ストーリー・テラーの履歴書─『ナサニエル・ホーソーン短編全集全三巻』第一巻を読む(「週間読書人」1995年3月24日)
  • ウォッチ文芸12:屑鉄泥棒、「在日」の観点で甦る─梁石日『夜を賭けて』/島田雅彦『流刑地より愛をこめて』/ジェイムズ・ボイラン『惑星の恋人たち』(「朝日新聞」夕刊1995年3月27日)

d) 解説
  • ウィリアム・ギブスン『ヴァーチャル・ライト』(1994年12月、角川書店)
  • 清水義範『神々の午唾』(1995年3月、講談社文庫)

e) 講演
  • ベンジャミン・フランクリンの銀河系(愛知県立大学学術講演会、1994年10月11日)
  • 初期アメリカ文学(青山学院大学文学部英米文学会講演、1994年10月14日)
  • ニュー・アメリカ二ズム(明治大学理工学部総合講座、199年10月21日&28日)
  • モルグ街の黒人—Murder Narrativeの視点から(津田塾大学言語文化研究会エドガー・アラン・ポウ研究会特別 講演、1994年11月5日)
  • 日米関係の新局面 (慶応義塾大学通信教育学部総合講座、1994年11月25日&12月9日)
  • ニューヨークの世紀末─メルヴィル、アダムズ、デュシャン (第18回日本ワイルド協会秋季大会特別講演、於・慶応義塾大学三田キャンパス、1994年12月3日)
  • ニューヨーク・デカダンス(愛知教育大学学術講演会、1995年1月20日)