文学部英米文学専攻では、米国メルヴィル協会、日本メルヴィル研究センターなどで国際的に活躍するメルヴィル学者・大島由起子氏をお招きして、講演会を開催いたします。入場は無料ですので、どうぞ奮ってご来聴ください。 ハーマン・メルヴィル 「聖なる煙草」への道──『白鯨』と晩年を中心に 大島由起子氏(福岡大学人文学部教授) 日時:2006年12月19日(火)午後2:45~4:15 場所:慶應義塾大学三田キャンパス南校舎452-A教室 講師:大島由起子氏(福岡大学人文学部教授) 司会:巽孝之氏(本塾文学部教授) <略歴>1980年福岡女子大学文学部英文科卒業、82年アイオワ大学大学院人文研究科英語英米文学専攻修士課程修了、90年福岡大学人文学部助教授、99年より現職。 <学術論文> "The Red Flag of the Pequod/Pequot: Native American Presence inMoby-Dick." Melville Among the Nations: Proceedings of an International Conference; Volos, Greece, July 2-6. 1997. "Isabel as a Native American Ghost in Saddle Meadows" Leviathan, Vol.5, No.2. 2003. "From Hope Leslie to Moby-Dick." Eds, John Bryant, Mary K. Bercaw Edwards, and Timothy Marr. Ungraspable Phantom: Essays on Moby-Dick. Kent: Kent State UP, 2006. 「異人種の契りへの見果てぬ夢──『ホープ・レズリー』から『白鯨』へ」 『英語青年』2002年1月号。 「ヴィゼナーのトリックスター小説──収奪されなかった極めつけに先住民らしいもの」 西村頼男、喜納育江編『ネイティヴ・アメリカンの文学』(ミネルヴァ書房、 2002年)。 「ロペスの政治的無意識──先住民理解と相克と」 伊藤詔子、吉田美津、横田由里 編 『新しい風景のアメリカ』(南雲堂、2003年)。 「The Confidence-Man に潜む先住民」『英語青年』2004年3月号。 「先住民を憧れ憎んで──トウェインのSilent Colossal National Lieとの付き合い方」 『マーク・トウェイン──研究と批評』第5号、2006年。 <訳書> ジェラルド・ヴィゼナー 『逃亡者のふり──ネイティヴ・アメリカンの存在と不在の光景』(開文社出版、2002年)。 Gerald Vizenor. Fugitive Poses: Native American Indian Scenes of Presence and Absence. Lincoln: U of Nebraska P, 1998. |
2006/01/01
文学部英米文学専攻主催講演会のお知らせ
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