また、英文号には大学院在籍の小泉由美子さんによる論文 “The Poetics of Sympathy in Joel Barlow’s Epic: A Paradoxical Reading of The Columbiad (1807)” が掲載されています。加えて、和文号書評では、渡邉先生の『楽園に死す』(評者:長澤唯史先生)、大串先生共著の『身体と情動』(評者:遠藤不比人先生)、巽先生の『盗まれた廃墟』(評者:高村峰生先生)、巽先生共著の『モンロー・ドクトリンの半球分割』(評者:山本秀行先生)が取り上げられています。
なお、J-STAGEにて機関誌バックナンバーのオンライン公開が一部始まりました(※詳細は学会 HPをご覧ください)。
『アメリカ文学研究』
第 54号( 2018年)
日本アメリカ文学会
【目次】
<巻頭言>
日本アメリカ文学会会長 巽孝之
謝辞というジャンル
<論文>
斎藤彩世
Washington Square における遺産相続と父の喪失
<書評>
- 長澤唯史:渡邉克昭『楽園に死す——アメリカ的想像力と<死>のアポリア』
- 大地真介:金澤哲(編著)『ウィリアム・フォークナーと老いの表象』
- 小澤奈美恵:松本昇・高橋勤・君塚淳一(編)『ジョン・ブラウンの屍を越えて——南北戦争とその時代』
- 遠藤不比人:竹内勝徳・高橋勤(編)『身体と情動——アフェクトで読むアメリカン・ルネサンス』
- 高村峰生:巽孝之『盗まれた廃墟——ポール・ド・マンのアメリカ』
- 高野泰志:西山智則『恐怖の表象——映画/文学における<竜殺し>の文化史』
- 若林麻希子:成田雅彦・西谷拓哉・高尾直知(編著)『ホーソーンの文学的遺産——ロマンスと歴史の変貌』
- 山本秀行:下河辺美知子(編著)『モンロー・ドクトリンの半球分割——トランスナショナル時代の地政学』
- 田辺千景:里見繁美・中村善雄・難波江仁美(編著)『ヘンリー・ジェイムズ、いま——歿後百年記念論集』
- 増田久美子:大井浩二『内と外からのアメリカ——共和国の現実と女性作家たち』
- 中野博文:岡本正明『横断する知性——アメリカ最大の思想家・歴史家 ヘンリー・ アダムズ』
- 上岡克己:今福龍太『ヘンリー・ソロー——野生の学舎』
短評
日本アメリカ文学会第 8回新人賞選評
第 2回 日本アメリカ文学会賞選評
アメリカ文学研究書目一覧
日本アメリカ文学会 :会則・「登録団体」規約・本部構成・支部事務局・大会報告・会計報告
投稿規定
著作権ポリシー
編集後記
The Journal of the American Literature Society of Japan
No. 16 (2018)
The American Literature Society of Japan
CONTENTS
- Takayuki TATSUMI / President’s Address: The Critique of Acknowledgments
- Yumiko KOIZUMI / The Poetics of Sympathy in Joel Barlow’s Epic: A Paradoxical Reading of The Columbiad (1807)
- Teppei KURUMA / “Kiss of Our Agony Thou Gatherest”: Hart Crane’s “The Tunnel” and Allegorizing the Radical Fragmentariness
- Shihoko INOUE / “What Am I to Make of These Contradictions?”: Sylvia Plath’s Domestic Poems
- New Arrivals
- ALSJ General Meeting Program and Symposia Proceedings
- Contributors
- Call for Submissions
- The ALSJ Young Scholar Award for 2018
- The American Literature Society of Japan Copyright Policy
【関連リンク】
【関連書籍】
渡邉克昭『楽園に死す——アメリカ的想像力と〈死〉のアポリア』(大阪大学出版会、2016年)
竹内勝徳、高橋勤編『身体と情動——アフェクトで読むアメリカン・ルネサンス』(彩流社、2016年)
巽孝之『盗まれた廃墟−−ポール・ド・マンのアメリカ』(彩流社、2016年)
下河辺美知子編『モンロー・ドクトリンの半球分割−−トランスナショナル時代の地政学』(彩流社、2016年)