2018/01/30

03/16:野田安平氏(靖国神社権禰宜)による特別講演会「国際料理人 野田安之助の肖像——世紀転換期イギリス瞥見」のお知らせ(巽先生司会)@三田キャンパス 北館第二会議室 14:45-16:15

3月 16日(金)に、慶應義塾大学三田キャンパスにて野田安平氏(靖国神社権禰宜)による特別講演会「国際料理人  野田安之助の肖像——世紀転換期イギリス瞥見」が下記のとおり開催されます。ご関心のある方は、ぜひご来聴ください!


特別講演会
国際料理人 野田安之助の肖像——世紀転換期イギリス瞥見

講師:野田安平(靖国神社権禰宜)
日時: 2018年 316日(金)14:45–16:15
会場:慶應義塾大学三田キャンパス 北館第二会議室
アクセス キャンパス
司会:巽孝之(本塾文学部教授)
※入場無料・予約不要

主催:文部科学省科学研究費助成事業基盤研究 (C) 15K02349「モダニズム文学形成期の慶應義塾の介在と役割」
共催:慶應義塾大学藝文學會


【講演内容】
本講演は、野田安之助氏の国際料理人としての肖像に迫ります。安之助氏は野田安平氏の祖父にあたり、その修業時代は、西洋料理がまさに普及してゆくとき。安之助氏の料理の師・宇野彌太郎は、外務省で珍田捨巳から小村寿太郎に仕官替えした経歴を持ち、宇野が随行した小村寿太郎のイギリス赴任時、安之助氏は外遊を開始します。同時期パリにいた秋山徳蔵(のち宮内省大膳)と比べると、宇野のもつ外務省の人脈に基づく安之助氏の軌跡が浮かびあがります。「料理業」ではなく「料理人」として生きた氏の晩年(三菱銀行元会長串田万蔵邸勤務)までを辿ります。

いよいよ日本が困難になってゆく世紀転換期、海を渡った日本人にイギリスはいかに映ったのか。安之助氏のほか、同時代に渡英した日本人についてもお話しくださいます。


【講師紹介】
野田安平(のだ・やすひら):昭和 36年 12月板橋区に生まれる。昭和60年 3月、國學院大學文学部神道学科卒業、神社本庁神職資格「明階」取得。同年 4月から靖国神社奉職。現在権禰宜。遊就館部「靖国偕行文庫」勤務。


【関連リンク】
慶應義塾大学藝文學會