2016/09/16

09/24:日本アメリカ文学会東京支部 9月例会のお知らせ

9月 24日(土)に、慶應義塾大学三田キャンパスにて、日本アメリカ文学会東京支部 9月例会が下記のとおり開催されます。

今月の支部会では、庄司宏子先生(成蹊大学)による研究発表「“Jonkonnu/Gens inconnu” −− Michelle Cliff, Free Enterprise にみるポストコロニアル・アイデンティティ」が行われます。1859年ハーパーズ・フェリー襲撃に資金提供をした黒人女性メアリー・エレン・プレザントを描いた小説『フリー・エンタープライズ』(1993年)を取り上げながら、著者ジャマイカ系アメリカ人のミシェル・クリフが、黒人奴隷によるアフリカ起源の仮面舞踊風習「ジャンコニュ(Jonkonnu)」というコロニアルな文化的モチーフを、いかにポストコロニアル・アイデンティティとして展開しているかを考察されます(※詳細は日本アメリカ文学会東京支部 HPをご覧ください)。

ご関心のある方は、ふるってご来聴ください!


日本アメリカ文学会東京支部 9月例会
日時:2016年 9月 24日(土)午後 1時半〜
会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 南校舎 4階 445教室(予定)
(※アクセス キャンパス

研究発表
“Jonkonnu/Gens inconnu” −− Michelle Cliff, Free Enterprise にみるポストコロニアル・アイデンティティ
講師:庄司宏子(成蹊大学)
司会:岩瀬由佳(東洋大学)

分科会
近代散文
ヨネ・ノグチの The American Diary of a Japanese Girl にみられる、詩人としての「弁明」
星野文子(和洋女子大学)

現代散文
帝国主義・アメリカ・生政治−−戦後小説としてのトマス・ピンチョンV.
阿部幸大(東京大学・院)


Langston Hughes の 1920年代初期詩篇を読む
斉藤修三(青山学院女子短期大学)

演劇・表象
オクソニアン・ギャツビー−−アメリカ遠征軍の英仏短期留学支援制度
三添篤郎(流通経済大学)

【関連リンク】

【関連書籍】
庄司宏子『アメリカスの文学的想像力−−カリブからアメリカへ』(彩流社、2015年)