12月5日(金)に成蹊大学にて、巽先生が携わっている文部科学省科学研究費主催の2014年度第2回研究会「女性旅行者と地政学的想像力」が、以下の通り開催されます。
基調発表では、大串尚代先生(慶應義塾大学)が「荒野における独立宣言――セジウィックとチャイルドの西部」をお話くださいます。また、ワークショップ「Catharine Maria Sedgwick, "The Great Excursion to the Falls of St. Anthony" を読む」では、大学院ゼミに在籍の小泉由美子さん(博士課程一年)がご発表されます。
2014年度第2回研究会
女性旅行者と地政学的想像力
日時:2014 年12 月5 日(金)18:30-20:30
会場:成蹊大学 10 号館2 階 第2 中会議室(アクセス/キャンパス)
主催:科学研究費・基盤研究(B)
「マニフェスト・デスティニーの情動的効果と21 世紀惑星的想像力」
//研究代表者:下河辺美知子(成蹊大学)
//研究分担者:巽孝之(慶應義塾大学)・舌津智之(立教大学)・日比野啓(成蹊大学)
基調発表
「荒野における独立宣言――セジウィックとチャイルドの西部」
大串尚代(慶應義塾大学)
ワークショップ
Catharine Maria Sedgwick, "The Great Excursion to the Falls of St. Anthony" を読む
小泉由美子(慶應義塾大学大学院博士課程)
内藤容成(グラスゴー大学博士課程修了)
阿部暁帆(成蹊大学非常勤講師)
【関連リンク】
科学研究費・基盤研究(B)「マニフェスト・デスティニーの情動的効果と21 世紀惑星的想像力」
本研究会は、マニフェスト・デスティニーというレトリックの国際政治における意義を歴史的にたどると同時に、その心理的・精神的効果がアメリカ国民の情動を操作するナラティヴとしていかに機能してきているかに焦点をあて、地球規模でのアメリカの位置を読み直すことを目指します。今回は、19 世紀中葉、マニフェスト・デスティニーという言葉がジョン・オサリヴァンによって使用された当時のアメリカに注目し、西漸運動を押し進める国家の地政学的諸相に思いを馳せた女性作家の想像力について考えます。
基調講演では、大串尚代先生によります、「荒野における独立宣言――セジウィックとチャイルドの西部」が行われ、同時代に作家として活躍したキャサリン・マリア・セジウィックとリディア・マリア・チャイルドが作品内で著した西部への視線を論じられます。ワークショップでは、セジウィックの "The Great Excursion to the Falls of St. Anthony"(テキストはこちらからダウンロード可能)に焦点を絞り、若手研究者3 名にそれぞれの視点による分析が行われます。
*参加自由・無料
*会場整理の都合上、hibino●fh.seikei.ac.jp (●を@に変換)に、前日までにご連絡をお願いいたします。