センス・オブ・ジェンダー賞は、アメリカのジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞と同様に、前年度の1月1日から12月31日まで一年間に刊行された SF 作品の中で、性差における考えを深めている作品に与えられます。また、今回新たに設けられたシスターフッド賞は、従来とは異なる女性同士の関係性を模索している作品を反映して設けられました。これらの経緯は、小谷真理先生によります「第11回センス・オブ・ジェンダー賞プレス・リリース」に詳しく書かれているので是非ご一読くださいませ。
2011年度 Sense of Gender賞
大賞 川原由美子『ななめの音楽I』『ななめの音楽II』シスターフッド賞 粕谷知世『終わり続ける世界の中で』
シスターフッド賞 TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』 監督:新房昭之
2011年度 最終選考作品
川原由美子『ななめの音楽I』『ななめの音楽II』(大賞)粕谷知世『終わり続ける世界の中で』(シスターフッド賞)
TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』 監督:新房昭之(シスターフッド賞)
萩尾望都『音楽の在りて』
東直子『私のミトンさん』
選考委員
小川芳範(大学非常勤講師)高世えり子(漫画家)
水島希(東大情報学環特任助教)
三五千波(ジェンダーSF研究会会員、漫画家)
福島一実(ジェンダーSF研究会会員、カフェ・サイファイティーク スタッフ)
*選考委員による最終選考作品の講評も、ジェンダーSF研究会HPにてお読みいただけます。こちらからどうぞ!
【関連リンク】
・ジェンダーSF研究会ホームページ
・2011年度Sense of Gender賞詳細(ジェンダーSF研究会HP)
・第11回センス・オブ・ジェンダー賞プレス・リリース(小谷先生:ジェンダーSF研究会HP)