2011/04/23

大学院巽ゼミOB大和田俊之先生、初の単著『アメリカ音楽史』が、講談社選書メチエより刊行されました

大学院巽ゼミOBの大和田俊之先生(本塾法学部准教授)の初の単著『アメリカ音楽史―ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』が、今月講談社選書メチエより刊行されました。

4062584972

『アメリカ音楽史―ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』
大和田俊之著
四六判/302ページ
定価:1890円(税込)
発行年月日:2011/04/10
発行:講談社選書メチエ

目次
第1章 黒と白の弁証法
第2章 憂鬱の正統性
第3章 アメリカーナの政治学
第4章 規格の創造性
第5章 音楽のデモクラシー
第6章 歴史の不可能性
第7章 若者の誕生
第8章 空間性と匿名性
第9章 プラネタリー・トランスヴェスティズム
第10章 音楽の標本化とポストモダニズム
第11章 ヒスパニック・インヴェイジョン


本書は、2006年から2008年にかけて、慶應義塾大学、青山学院大学で行われた大和田先生のご講義をもとにまとめられたもの。十九世紀のミンストレル・ショウから現代のヒップホップまでのアメリカのポピュラー音楽の歴史の解説にとどまらず、各音楽ジャンルに影響を及ぼした政治形態や人種、さらにはアメリカのポピュラー音楽を駆動してきた「他人になりすます」欲望、すなわち「擬装」志向を鮮やかに読み解いていく一冊です。