巽ゼミ大学院OGの永野文香さん(日本学術振興会特別研究員)が日本アメリカ文学会の学会誌『アメリカ文学研究』英文号第二号(2003年)The Journal of the American Literature Society of Japan No. 2に発表したヴォネガット論“Surviving the Perpetual Winter: The Role of Little Boy in Vonnegut’s Cat’s Cradle.”が、北米チェルシーハウス社が出している米国文学批評界の大御所ハロルド・ブルームの編集する作家研究シリーズに収録され、このたび刊行されました。
Harold Bloom, ed. Kurt Vonnegut.
New edition. Bloom’s Modern Critical Views.
New York: Infobase, 2009.
『タイタンの妖女』(The Sirens of Titan, 1959)、『猫のゆりかご』(Cat's Cradle, 1963)、『スローターハウス5』(Slaughterhouse-Five, 1969)といった代表作をもつ、現代アメリカ文学を代表する作家カート・ヴォネガット。このブルーム編の新刊で、あなたもヴォネガット作品の魅力を堪能してみてはいかがですか?