11月18日(火)、元慶應義塾大学文学部教授の川澄哲夫先生による講演会が行われ、司会を巽先生が担当されます。
慶應義塾大学藝文学会・巽研究会共催講演会
「鯨捕りと漂流民」
11月18日(14:45-16:15)
講師:川澄哲夫(元慶応義塾大学文学部教授)
司会:巽孝之
於・慶應義塾大学三田キャンパス西校舎512番教室
川澄先生の著書には、『黒船異聞―日本を開国したのは捕鯨船だ』(有隣堂、2004年)があります。本書は、アメリカ捕鯨業の発展から説き起こし、ペリー艦隊が訪れた久里浜・横浜・下田・箱館における彼らの足跡を明らかにしながら、豊富な史料と図版を用いて、日米の異文化体験をつづった歴史ノンフィクション。日本の開国に重要な役割を果たした漂流民・万次郎、横浜応接所の警護にあたった佐久間象山、密航を企てて失敗した吉田松陰、オランダ語通詞の森山栄之助、アメリカ側通訳ウイリアムズ、さらに艦隊員と気安く付き合う庶民などを浮き彫りにし、ペリー来航の具体像を余すところなく描き出しています。
そのほかにも、『資料日本英学史』(大修館、第一巻上1988年、第一巻下1998年、第二巻1978年)、『増補改訂 中浜万次郎集成』(小学館、2001年)、『ジョン万次郎とその時代』(広済堂、2001年)といった著作がありますので、そちらもぜひチェックしてみてください!
名物教授による名講義をもう一度!!
19世紀、世界の海をまわり巡った捕鯨船員や漂流民たちの視点から、メルヴィルや日米交渉史など多岐にわたってお話しくださいます。事前申し込み不要・参加無料ですので、お気軽に、どうぞ奮ってご参加下さい!!
※事前申し込み不要・参加無料
※講演会後には懇親会を予定しております。
※川澄先生のご厚意により、慶応義塾大学文学部巽研究室にはMoby-Dickおよび捕鯨 関連の貴重書コレクションが所蔵されております。(詳細は、こちらからご覧になれます。)
閲覧等ご希望の方は、tatsumi@mita.cc.keio.ac.jpまでご連絡下さい。