2022/04/22

『ユリイカ』2022年 4月号に、第 27回中原中也賞を受賞された國松絵梨さんの「受賞のことば」、および各選考委員による選評が掲載されています!

『ユリイカ』2022年 4月号に、第 27回中原中也賞を受賞された國松絵梨さんの「受賞のことば」、および各選考委員による選評が掲載されています!また、受賞詩集『たましいの移動』(七月堂)から、「渦れる」「New」「たましいの移動」「朝をぬける」の四篇が収録されています。國松さんの生きてきたかけがえのない「いま」の瑞々しい変遷があらためて浮かびあがります。ご関心のある方は、詩集『たましいの移動』と併せて、ぜひお手にとってみてください!



『ユリイカ』
2022年 4月号
青土社、2022年 3月 28日
定価 1,650円(本体1,500円)
ISBN: 978-4-7917-0415-6

【目次】
特集*hyperpop——A. G. Cook、Charli XCX、100 gecs、そして…加速する音楽のゆくえ

❖座談会
居心地のよい場所――hyperpopが照射するもの / tomad×~離×namahoge

❖クラッシュする音像
目の前で鳴っている / Tomggg
hyperpopのおかげ / hirihiri
バイクの交通事故 / ウ山あまね

❖メールインタビュー〈1〉
今では誰もがつながっていて / Sputnik aka. Weatherday(聞き手・構成=編集部)

❖what is…?
反定義の音楽を定義するもの――ハイパーポップのひずみ・速さ・非歴史性について / 天野龍太郎
選ばれた声色、素材、最高じゃない私 / 山形一生
無邪気さと衝動――変性したポップ・パンク / 髙橋翔哉
hyperpopの音響とそのフォーマット / 中村将武

❖メールインタビュー〈2〉
心にいつも大きな♡を / caro♡(聞き手・構成=編集部)

❖ガムと星空とキャンディ
hyperpop前夜――バブルガム・ベースと〈PC Music〉、ソフィー / 坂本哲哉
ポップが反抗的・先鋭的であることの意味 / 小室敬幸
美の愛の音楽 / 原島大輔
開かれた逸脱――アルカはハイパーポップなのか? / 木津 毅

❖インタビュー〈1〉
しあわせな勘違い / lIlI(聞き手・構成=編集部)

❖hyperする時代
ハイパーポップと流動的アイデンティティの時代 / さやわか
なぜ私はhyperpopをうまく聴くことができないのか?――音楽のラベル、感情のスタイル、TikTokはロゼッタ・ストーン / 難波優輝
非「新しい」ジャンル的な何かとしてのhyperpop――プレイリスト、ジャンルタグ、プラットフォーム / 日高良祐

❖夕方のピアノ
わたしハイパーわからない / uami
更新される普遍 / yuigot

❖インタビュー〈2〉
救済の共同墓地 / trash angels(Amuxax+siyuneet+okudakun)(聞き手・構成=namahoge)

❖五時の月
どうせ死ぬので。J-hyperpop/背徳グルメ/揺らぐ肉体[DEMO](DEAD*AT*18) / つやちゃん
ハイパーポップの諦念――宇多田ヒカルとA. G. Cookのコラボレートに寄せて / 伏見 瞬
Vaporwave、Distroid、hyperpop――二一世紀のネット音楽におけるgender performanceについて / 灰街 令

❖hyperpopに近づくためのディスクガイド60
海外篇35 / namahoge
国内篇25 / 鉄砲女郎

■忘れられぬ人々*6
故旧哀傷・北川太一 / 中村 稔

■物語を食べる*15
労働という苦役からの解放 / 赤坂憲雄

■詩
蔦の城 / 大島静流

■第27回中原中也賞発表
國松絵梨『たましいの移動』
受賞詩集より――渦れる New たましいの移動 朝をぬける
荒川洋治 井坂洋子 佐々木幹郎 高橋源一郎 蜂飼 耳

■今月の作品
東堤翔大・広橋山羊・戸上唯・小川茉由 / 選=大崎清夏

■われ発見せり
“笑爆”を落とせ / 大尾侑子