■■■【EXHIBITION】■■■
The Future Mother
ラブドールは胎児の夢を見るか?シリーズより
日程: 2016年 10月 25日(火)〜 29日(土)
時間:11:00-19:00 / 最終日のみ 11:00-17:00
会場:慶應義塾大学 日吉キャンパス来往舎 1F イヴェントテラス
※アクセス / キャンパス
※無料、学生以外の方も入場できます。
■■■【TALK EVENT】■■■
The Future Mother
妊娠するラブドールを考える
対談:菅実花×小谷真理
日時:2016年 10月 27日(木) 18:30-19:30(18:15開場)
会場:慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎 1F シンポジウムスペース
※アクセス / キャンパス
※無料、学生以外の方も入場できます。
主催:慶應義塾大学 自由研究セミナー 独身者機械を考える
◆◆◆美術家、菅実花氏の作品「《The Future Mother 未来の母》ラブドールは胎児の夢を見るか?シリーズより」は、いわゆるマタニティー・ヌード・フォトです。しかし妊娠しているのはなんとラブドール! 強烈な印象を残すこの作品は 2016年 1月に発表されるや、インターネットを中心に大きな反響を呼びました。インタヴュー記事の閲覧数は実に 1000万回を越えたといいます。人形は人形であるがゆえに妊娠しないはず、男性用の愛玩人形であればなおさらです。彼女たちの美しい姿はなにを表わしているのでしょう? 誇らしげなその笑みの裏にはなにがあるのでしょうか? 作品は、テクノロジーの進歩が出産と性のあり方に大きな揺さぶりをかけている現代、そこに生きる私たちに多くの問いを投げかけてきます。
本企画では1月以来初の「The Future Mother」展覧会を日吉キャンパスでおこなうとともに、作者の菅氏、そして作品の鍵でもある 〈サイボーグ・フェミニズム〉 理論の日本への紹介者、小谷真理氏をお迎えし、作品について存分に語っていただきます。みなさんも一緒に、妊娠したラブドールについて考えてみませんか?(※イベントHPより/慶應義塾大学 新島進(コーディネーター)「自由研究セミナー 独身者機械を考える」担当)◆◆◆
【講師紹介】
- 菅実花:1988年生まれ。東京芸術大学博士後期課程在学。2014年からアートプロジェクト《ラブドールは胎児の夢を見るか?》をスタート。
- 小谷真理:SF&ファンタジー評論家、フェミニスト、コスプレーヤー。明治大学兼任講師。著書に『女性状無意識―女性SF論序説』、『聖母エヴァンゲリオン』、『エイリアン・ベッドフェロウズ』ほか多数。訳書にダナ・ハラウェイ『サイボーグ・フェミニズム』(共訳)ほか。
【関連リンク】
- イベントHP
- 管実花
- “The Making of Do Lovedolls Dream of Babies? Digest Version” (1’49” by Mika KAN, Youtube)
- インタビュー「もしラブドールが「妊娠」したら…芸大院生が本当に伝えたかったこと」『withnews』(2016/4/21)
【関連書籍】
小谷真理『女性状無意識―女性SF論序説』(勁草書房、1994年)
小谷真理『女性状無意識―女性SF論序説』(勁草書房、1994年)
小谷真理『聖母エヴァンゲリオン』(マガジンハウス、1997年)
小谷真理『エイリアン・ベッドフェロウズ』(松柏社、2004年)
ダナ・ハラウェイ、ジェシカ・アマンダ・サーモンスン、サミュエル・ディレイニー/巽孝之、小谷真理編訳『サイボーグ・フェミニズム』(トレヴィル、1991年;増補版、水声社、2001年)