2012/11/14

11/17:日本アメリカ文学会東京支部11月例会

11月17日(土)に慶應義塾大学三田キャンパスにて、日本アメリカ文学会東京支部11月例会が行われます。

今回の東京支部11月例会では、佐々木真理先生(実践女子大学)による研究発表「“A World Haunted by Formless Horrors”―Edith Wharton と Vernon Lee の交友にみる女性知識人の在り方」が行われ、ウォートンの活動初期の短編に登場する幽霊としての女性の表象と、当時の女性の知識人の代表でもあったイギリス出身の批評家ヴァーノン・リーの短編に登場する女性の表象との比較を通じ、リアリズム小説家として知られるウォートンのもう一つの側面と、女性の知識人ヴァーノン・リーがウォートンに与えた影響、そして二人の女性の交友の軌跡の再評価についてお話してくださいます。
また、分科会(近代散文)では、大学院巽ゼミに所属されている松井一馬先生(上野学園大学・非)の発表「あるテクストの肖像 ―The Portrait of a Ladyにおける2つのアレゴリー 」が行われます。
ぜひご来聴ください!

日本アメリカ文学会東京支部11月例会
日時:11月17日(土)午後1時半より
場所慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟1階A・B会議室
(*地図はこちら

研究発表
「“A World Haunted by Formless Horrors”―Edith Wharton と Vernon Lee の交友にみる女性知識人の在り方」
講師:佐々木真理(実践女子大学)
司会:松川祐子(成蹊大学)

分科会
近代散文 「あるテクストの肖像―The Portrait of a Lady における2つのアレゴリー 」
松井一馬(上野学園大学・非)
現代散文 「“The End of the Black American Narrative”―Charles Johnson の Middle Passage における「囚われ」と「解放」」
平沼公子(筑波大学・院、日本学術振興会DC2)

詩 「ディキンスンと民主主義―社会へと連続する私的地平 」
倉田麻里(立教大学・院)

演劇・表象 「反復、想起、支配―ヴェトナム帰還兵映画としての First Blood
大勝裕史(早稲田大学・院)

【関連書籍】
佐々木真理・丹治めぐみ共著『知っておきたいアメリカ文学』 
明治書院、2010年)


【関連リンク】
日本アメリカ文学会東京支部ホームページ