2010/06/18

巽先生、監修・解説の『女水兵ルーシー・ブルーアの冒険』(ナサニエル・カヴァリー著・栩木玲子訳)が松柏社より刊行されました

6月15日に松柏社から刊行された、『女水兵ルーシー・ブルーアの冒険』(ナサニエル・カヴァリー著・栩木玲子訳)。1815年に初版が出版されるやいなや、短命ではありながらもベストセラーとなった本書の日本語訳が登場!巽先生による監修・解説で楽しむことができます。

『女水兵ルーシー・ブルーアの冒険』―アメリカ古典大衆小説コレクション12
(著者)ナサニエル・カヴァリー
訳者)栩木玲子
監修)亀井俊介/巽孝之
解説)巽孝之
定価:2625円(税込)
発売:松柏社より、2010年6月15日刊行
判型/サイズ:四六判上製/257ページ


1815年から1818年にわたる、『女水兵ルーシー・ブルーア嬢の遍歴』(The Female Marine, or the Adventures of Miss Lucy Brewer)のシリーズ化として出版された3部構成の本書は、マサチューセッツの田舎から出てきた若い女性の荒唐無稽な冒険物語。うら若き乙女ルーシー・ブルーアが恋人に唆され、ボストンへ落ちのびたのも束の間、娼館の住人となる。数年後、男装したルーシーは、1812年の米英戦争開戦を機に軍艦に乗り込み、海に陸に幾多の冒険の旅に出る・・・

当時のニューイングランドの読者の琴線に触れた、「男装の麗人トリロジー」!ぜひ、手にとってみてください。