2010/06/12

06/26: 日本アメリカ文学会東京支部6月例会のお知らせ

6月26日(土)、慶應義塾大学三田キャンパスにて、日本アメリカ文学会東京支部6月例会が行われます。

東京支部6月例会
日時:6月26日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス 研究室棟A・B会議室

シンポジウム 「モダニズムの詩学を問い直す―詩と散文の交錯」
司会:阿部公彦(東京大学)
講師:飯野友幸(上智大学)「間(あわい)の詩人―マリアン・ムーアの「散文的な詩」について」
新田啓子(立教大学)「私秘性の“composition”―Gertrude Steinの散文詩」
鷲尾郁(明治大学・非)「自由詩という形式について―ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの「音楽」」
丹治愛(東京大学)「「散文ではあるが詩でもあるもの」―Virginia Woolfのジャンル横断的詩学」

分科会
近代散文「“We were Americans—Americans!”―The Innocents Abroad (1869)における近代国家イデオロギーと異文化を見る眼差し」
中垣恒太郎(大東文化大学)
現代散文「自己と異なる世界を求めて―ルイーズ・アードリックのLove Medecine再考」
鶴谷千寿(富士常葉大学)
 ※シンポジウムを継続して行います
演劇・表象The Americans再考―ロバート・フランクへのインタヴューに拠って」
倉石信乃(明治大学)

今回のシンポジウムは、「モダニズムの詩学を問い直す―詩と散文の交錯」。モダニズムなるものの背景にある「何か変だ」という違和感を、文学という表現方法に反映させる書き手たち―マリアン・ムーア、ガートルード・スタイン、ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ、ヴァージニア・ウルフ―を取り上げます。4人の先生方が、「ジャンル」、「意識」、「音楽」、「文体」といったそれぞれ異なるテーマからお話しくださいます。

なお、分科会・近代散文では、大学院巽ゼミOBの中垣恒太郎さんが、今年没後100周年にあたるMark Twainの国際的名声を確立した初期作品The Innocents Abroad, or the New Pilgrim’s Progress (1869)について発表されます。