総合講座「愛とセクシュアリティ」(火曜2限)
6月24日(10:45-12:15)
ウィリアム・ガードナー氏(慶應義塾大学文学部訪問教授)
「「ヴァーチャル・ミラー」を通り抜けて~今敏のアニメにおける主体性とセクシュアリティ」
司会:巽孝之
於・慶應義塾大学三田キャンパス西校舎533番教室
ガードナー氏は、大正文学史・文化史の専門家として活躍中ですが、同時に現代文学では小松左京や筒井康隆、さらにマンガやアニメにも詳しく、幅広い研究をされています。今回は、第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した映画『千年女優』(2001年)や、筒井康隆の同名小説をアニメ映画化したSFサイコ・サスペンス『パプリカ』(2006年)などの傑作がある今敏監督をめぐる講演をしていただきます。
ガードナー氏の主要著作には、ハーヴァード大学出版局から 2006年に刊行されたAdvertising Tower: Japanese Modernism And Modernity in the 1920s 『広告塔―1920年代における日本のモダニズムとモダニティ』があります。また、昨年 2007年にミネソタ大学出版局より刊行された巽先生共編のSF研究、Robot Ghosts and Wired Dreams: Japanese Science Fiction from Origins to Animeのなかにも、ガードナー氏の筒井康隆論が掲載されていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください!
Panic Americanaの次号にも登場が決定しているガードナー氏。必聴です!!!