読売文学賞・紀伊国屋演劇賞・読売演劇大賞(最優秀演出家賞)を受賞した、燐光群の『屋根裏』(作・演出 坂手洋二)が戻ってきます。梅ヶ丘BOXという小屋の性質を最大限に利用し、「屋根裏」という特殊空間を売りさばく青年たちと、その空間に囚われ魅惑される現代人の生活を描き出した傑作舞台の再上演。今回も東京公演は梅ヶ丘BOXで行われます。2002年最大の事件にして最高傑作『屋根裏』。これまで観るチャンスのなかった方は是非この機会に御覧下さい! 「これは発明なんだ/今も誰かが/あの屋根裏に立て籠もっている/そう考えただけで/もう一日生きてみようかと思うことができる/そういう発明なんだ」 巽ゼミ関係者にはさらに嬉しいニュースです。掲示板にもあるとおり、7期生依田由布子さんが今春燐光群の研究生となられました!(おめでとうございます!) 公演チケットも、依田さんを通じ特別割引価格でお求めになれます。くわしくはCPA掲示板を御覧下さい。 坂手洋二 作・演出 燐光群『屋根裏』 東京公演 5月8日~21日 梅ヶ丘BOX 浜松公演 5月23日~25日 スタジオふう 仙台公演 5月27・28日 仙台演劇工房10-BOX 日程の詳細およびチケットについては、CPA掲示板または燐光群HPを御覧下さい。 *5/8追加情報*燐光群『屋根裏』再演パンフレットに巽先生が推薦の言葉を寄稿。CPA読者のためだけにその一部をご紹介します! 『屋根裏』という、それ自体屋根裏のごとき梅ヶ丘BOXで演じられる極小の舞台空間は、文学にも精神分析にも都市工学にも連環しながら無限に拡張し続け、そのあげく極大の時代空間全体をまるごと呑み込むような箱宇宙を露呈してみせる。そう、『屋根裏』のいちばんの魅力は、それを目にしさえすれば、わたしたちの生きている世界の成り立ち自体について、いくらでも語り明かせることだ。あなたがこれから眼にするのは、とてつもなく楽しく、そしていちどハマったら抜け出せない戯曲なのである。――巽孝之 |
2003/01/01
傑作舞台の再上演!
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