2021/07/12

09/09-: 小谷先生が KUNILABO人文学講座「フェミニズムSFの名作を読む」をお務めになられます!(全四回: 9/9, 10/14, 11/11, 12/9)

この度、小谷先生がご登壇される KUNILABOは、国立人文研究所のメインプロジェクトの一つ。国立人文研究所は、「大学教員と大学院生を中心とした人文学の専門家の知識を、哲学や文学、歴史学などを勉強したいと考えている市民とつなぎ、アカデミズムと市井の垣根を越えた知のコミュニティを形成することを目指して発足しました」(国立人文研究所公式ウェブサイトより)。本 KUNILABOの 9月期人文学講座(全四回)を「フェミニズムSFの名作を読む」と題して、小谷先生がお務めになられます。ぜひふるってご参加ください!

【講座概要】(KUNILABOウェブサイトより)
SFやファンタジーの世界では、現実の枠組みにとらわれない自由な発想があります。性差別という社会問題を考えるフェミニズムSFの名作が多いのも、そのためでしょう。本講義では、アーシュラ・K・ル=グウィン『闇の左手』、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「男たちの知らない女」、マーガレット・アトウッド『侍女の物語』、萩尾望都『スター・レッド』を取り上げ、現代社会へ投げかけられた様々な問題提起を通して、フェミニズム理論についての理解を深めていきます。



KUNILABO2021年9月期人文学講座
フェミニズムSFの名作を読む(全 4回)
初回日時: 2021年 9月 9日(木) 19:30 - 21:00
日程:9月〜 12月の第 2木曜日(9/9, 10/14, 11/11, 12/9)
場所: オンライン会議アプリ Zoom を使用したオンライン講座
参加費:全 4回 一般 8,000円/学生 4,000円
※本講座詳細およびお申し込みはこちらをご参照ください。

【各回の予定】(KUNILABOウェブサイトより)
  • 第一回:両性具有ロマンスからBL小説へ
  • 第二回:男のスタンダード、女のスタンダード
  • 第三回:ディストピア小説に見る妊娠と出産
  • 第四回:ジャンル SFにおける超能力と女性的な宇宙観

【使用テクストと取り上げる主題】(KUNILABOウェブサイトより)
  • アーシュラ・K・ル=グウィン『闇の左手』小尾芙佐訳、ハヤカワ文庫SF。
  • ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「男たちの知らない女」伊藤典夫訳(『愛はさだめ、さだめは死』ハヤカワ文庫SF所収)。
  • マーガレット・アトウッド『侍女の物語』斎藤英治訳、ハヤカワepi文庫。(第三回)
  • マーガレット・アトウッド『誓願』早川書房。→妊娠と出産をめぐる問題系(第三回)
  • 萩尾望都『スター・レッド』小学館文庫。(第四回)

【関連リンク】

【関連書籍】




マーリーン・S・バー著、小谷真理・鈴木淑美・栩木玲子訳『男たちの知らない女——フェミニストのためのサイエンス・フィクション』(勁草書房、1999年)