ページ

2023/07/10

07/25: 燐光群『ストレイト・ライン・クレイジー』のアフタートークに巽先生と小谷先生がご登壇されます!

7月 14日(金)〜30日(金)にわたり、燐光群創立40周年記念公演の第一弾として『ストレイト・ライン・クレイジー』が上演されます。本上演期間中の 7月 25日(火)のアフタートークには、巽先生と小谷先生がご登壇されます!ご関心のある方は、この機会にぜひご来聴ください!



『ストレイト・ライン・クレイジー』
作:デヴィッド・ヘア
翻訳:常田景子
演出:坂手洋二
上演:2023年 7月 14日(金)〜30日(金)
会場:下北沢 ザ・スズナリ
(〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 ※アクセス

『ストレイト・ライン・クレイジー』アフタートーク
7月 25日(火)14時の回終演後
ゲスト:巽孝之、小谷真理
※『ストレイト・ライン・クレイジー』詳細およびチケット予約に関しては、こちらの燐光群 HPをご参照ください。
※他にも多くのアフタートークが予定されています。詳細は、こちらをご参照ください。

【概要】
1983年に旗揚げした燐光群は今年、創立40周年を迎えました。その記念公演の第1弾として『ストレイト・ライン・クレイジー』を上演します。デヴィッド・ヘア戯曲作品の日本初演、第5弾となります。

『ストレイト・ライン・クレイジー』は、ニコラス・ハイトナー演出、レイフ・ファインズ主演により、2022年に初演されました。ニューヨークの「都市計画」史にまつわる「報告劇」の手法を折り込みながら、作者デヴィッド・ヘアが物語型のストレイト・プレー『スカイライト』『エイミーズ・ビュー』などの醍醐味をも存分に発揮し、昨秋<ナショナルシアターライブ>上映でも好評を博した、最新作です。

主人公は、現代アメリカの都市計画を推進したカリスマ行政官ロバート・モーゼス。アメリカじゅうに公園や道路を多く建設し、スラムをなくし、文化施設リンカーンセンターを建造、国連をニューヨークに誘致するなどして、市民の生活を変えました。彼が実現した都市形態の多くは、現在もそのまま残され、運用されています。世界都市ニューヨークのマスタービルダー(創造主)と称された彼は、全長627マイルの高速道路を建設し、直線狂(ストレイト・ライン・クレイジー)と呼ばれました。政治家でも実業家でもない立場であるにもかかかわらず、彼は計画の実現に腕力をふるい、時に「民主主義」の味方とされ、または傲慢な野心家と揶揄されることもありました。その半生の光と影を、ジェイン・ジェイコブスらモーゼス以外の実在の登場人物たちの姿と共に、描き出します。

デヴィッド・ヘアは、ロバート・モーゼスという人物を、決してジャッジしない。この男はこうして生きるしかなかったのだ。劇という形でこの「まっすぐな一本線」をシェアできることは、私たちにとっても僥倖である。(坂手洋二 NTL『ストレイト・ライン・クレイジー」パンフレットより/燐光群 HPより)

【関連リンク】